Description
据エ膳喰わねば敢えて死ネ
治外法権の街に暮らす人々の話。
来瀬家と呼ばれる権力者が統治している街、御津代。
相楽津は何時も通りこの街に暮していた。歪んでいるのは街か人々か。
相楽 津
サガラシン。童顔28歳。168㎝。
いつもはどこか人を見下したような口調をしていてだれに対してもめんどくさそうに接する。
頭は悪いほうではなく高校中学大学全て上位にいた。
幼少期両親からネグレクト、兄弟からは執拗な暴力を受けていた。その名残で右目が見えていない。とある人物の父親から性的暴行を受けた経験が何度もあり、本人はそのことを忘れている。
背中などには今も多く傷が残る。
時折情緒不安定になる。その時一人称は「俺」から「僕」になる。
昔松村十裏と同居していた。存王路などからの執着には全く気付いていない。現在は狐の妖だというヤクと不本意ながら暮らしている。
呉羽夜 日暮
クレハヤ ヒグレ。ハイスペック23歳。168㎝。相楽と同じ来是社に勤めており、相楽の上司でもある。
容姿端麗で才色兼備、文武両道と非の打ち所がないとまで言われているが性格が最悪。周囲はそれを知らない。
とある妄信的な理由から人の身でありながら人を喰らっている。同じような頭の出来の弟がおり、弟は日暮の行為を止めようとしている。弟が嫌い。
天才と称される頭脳と人形とまで称えられる容姿のおかげで人生苦労したことがほとんどない。満点以外取ったことが無いような人間。
成り行きで相楽に出会い若干興味を持つ。昔松村十裏を殺そうとした。
存王路 夕
ソンノウジ ユウ。無痛症執着型29歳。179㎝。相楽に執着しており相楽を守る為ならなんでもする。それを表に出すことは一切ない。過去共に詐欺を働いていた呤夏にそのことを知られている。
頭脳だけなら日暮にも劣らないらしい。妖に寄り付かれる体質で、ミヤメや千夜などにまとわりつかれている。
来瀬家を異常に嫌っており来瀬の一人息子ノネットとは特に相性が悪い。
松村十裏の存在を知っており、また相楽がそれに執着していたことも知っている、そのため松村十裏に自分を似せようと努力している。もとは黒髪でない。弟が一人御津代に暮している。
一応魔法遣いの血統であり、弟同様遣人者である。
また本名は「飽方緋子（アクツヒナシ）」または「詐法（サホウ）」。飽方病院の2人息子であったが経営が破綻して以後はその特異な容姿を神の遣いとして祀られ、新興宗教「幸福求心会」のモチーフとして扱われるようになった。
松村 十裏
マツムラ トウラ。24歳で死んだ事になっている。177㎝。津の同級生を名乗り津に接触。それ以来津と同居していた。
口を開けば悪態ばかりで感情が読めない。本音を言うことが無いので誰一人彼の本心には気付けないままであった。
なんでもできてしまうが故常に孤独で中学時代は手酷いいじめを受けていたりもした。本人は何一つ気にしていないと語ったが真偽は不明。
情緒不安定でメンタルが常に壊れかけている。気に障ったことがあれば暴力的手段を用いたりした。学がなく、また本人の情緒も非常に不安定であったためまともな職に就くことは難しかった。そのため人身売買のバイヤーとして金を稼いでいた。
津と同居していたころは津に暴力を振るった事も多々あり。容姿のよく似た弟がおり、仲は良好。
角行 歩丙
カクギョウ ホヘイ。25歳。175㎝。全体的に平均より少し下ぐらいのスペックを持つ男。知識はないが変なところで頭が回る。ずるがしこい。実家がそこそこ金持ちで特に不幸といった不幸は無かったが常に人生を悲観している。
リストカットやODといった自傷行為は好奇心から始めたものであり、メンヘラではない。不幸に見られたい、大切に扱ってほしいという願望が強いため誇張して何かを語ることが多々ある。
わざと反抗的な言動をとって相手に引き止められるのを待つ癖があり、仲良くなると面倒。
今は中堅の会社の会社員。親から仕送りをもらっているが、独立しているかのように振舞っている。奇異なモノ、特異なものにあこがれている。
松村 玖表
マツムラ クヘイ。27歳。177㎝。松村十裏の実の弟で年子。容姿がよく似ている。
十裏より世渡りがうまく、十裏と違いいじめや虐待に遭うこともなかった。つかみどころのないふらふらとした雰囲気を常に纏っているため、遊び人と思われることも少なくはない。
過去実の母親を（玖表の意志ではないものの）妊娠させておりそれ以来女性と接することを異常に嫌う。本人曰く恐怖症の類ではないという。
十裏と両親の死後二人で数年間暮らしていた。今は十裏の残した金を使って無職生活を送っている。角行とは友達のような知り合いのような関係。
国栖水 栖水
クズミ スミズ。16。173㎝。一応高校生ということになっている。が、本人もその設定をよく忘れているので言っている年齢はよく変わる。
来瀬に勤めて長い遣人者の一人であり、上寧や無色とよくつるんでいる。
学校の立ち位置は徹底して無能一筋。（一応）自身が仕えているノネットに花を持たせるためにわざと最下位を取るような行動をしている。そのため学校では浮いており、地味な嫌がらせを受けたことも一度や二度ではない。
高校生という設定ではあるものの、年齢的には一切高校生ではないらしい。本人も永らく生きてきたためか過去の事は忘れていることの方が多い。
兄がいたが、幼少に死別している。
また、無色同じく倒錯した性癖を持っており、死姦が趣味。本人曰く「ネクロフィリアとかじゃない」。
上寧 夜成
アケムシ ヨナシ。21歳。183㎝。国栖水や無色同じく来瀬に勤めている人物。
行動はがさつで口も悪い。また頭も悪く色々乱暴。だが勘が異常によい上、遣人者としての適性は群を抜いている。要は強い。
経歴や血筋、来瀬に来るまで何をしていたのかなどありとあらゆることが不明。ふらりと来瀬の邸宅に現れ雇われていたという。今ではもうすっかりなじんでいるため今更そのような疑問を持つような人物はいない。
変な趣味倒錯は持っておらず、意外とそこそこに常識がある。誰の事もなんとも思っておらず、好意を寄せてくる人間に対しても他と何も変わらない対応で返す。
大食いで何かとよく人に奢ってもらっている。ゲテモノでもなんでも食べる。
梓八らに今の来瀬の在り方を問われ、以後その体制に疑問を抱きつつある。
ミヤメ
ミヤメ。？歳。163㎝。白蛇の人外。らしい。山の廃神社でのんびりと過ごしているのが日常。昔は過食者として来瀬のブラックリストに載っていたが、今は比較的おとなしくしている。
ヤクや千議、千夜とは昔からの知り合いらしく、たまに話をしている様子が確認される。悪意のない無垢な存在だが、それゆえ人間と分かり合えることはまずない。今は存王路夕に憑こうとしているが、うまくいっていない様子。
人間の事は動き喋る食材として認知している、が、それを悟られては生きていけないので理解ある友好的な存在として行動している。存王路曰く「考えているようで何も考えていない。動物的な只の存在だ」。
能力等は不明だが、過去に大食いを繰り返していた為そこそこの能力があることは確か。
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